2014年3月12日水曜日

【理論】総消費カロリー>総摂取カロリー=減量??


総消費カロリー > 摂取カロリー = 減量


このタイトルは,ダイエットを始めた誰しもがお目にかかる不等式だ。
要するに、
摂取カロリーよりも消費カロリーが上回れば痩せる!
のである。

この不等式を成立させるために、
世界中の人々が、日々、ダイエットにいそしんでいるといって過言ではない。
(ちなみに日本の肥満率は25%程度。つまり3000万人はデブ。 http://www.jili.or.jp/lifeplan/rich/health/2.html)

そして、この不等式を成立させるための解は至極簡単である。

消費カロリーを増やし,摂取カロリーを減らす

この解を実現するために,様々なダイエット法が提案,実践されている。


解の実現は困難!?

解を導くのは簡単だった.しかしこの解を実現するのは困難だ.
(僕はこの式を成り立たせようと3か月間がむしゃらにダイエットを行ってきたが、
3か月でやっと気づいた。。)
困難な理由は以下の3点

1.正確な消費/摂取カロリーがわからない。
2.減量で何の量が減るかがわからない。
3.この不等式は”期間”がフリー。

この3点が明確にならないと、
ただ,ダイエットしているつもりになり,
いつまでたっても理想の体型にはならない!

この不明点を明確にする。また理論立てて理解することこそが本当のダイエットの始まりに思える。

そこで、この3つの何が問題なのかを順に説明する。

1.正確な消費/摂取カロリーがわからない。

みなさんは自身の正確な消費カロリーをご存知だろうか?



上記のグラフは一般的な消費カロリーの内訳のグラフになっている.
つまり一日の消費カロリーは以下の式で表現できる.

総消費カロリー=基礎代謝+生活活動代謝+食事誘導性耐熱産生

基礎代謝     :呼吸器・循環器・神経系など無意識の活動
生活活動代謝   :通勤・仕事など日常の生活活動
食事誘導性耐熱産生:そしゃく・消化・吸収など食事にまつわる体内活動

各数値は様々な算出方法が存在する。
もちろんだが,それらの算出方法は
個人差を吸収できず,どうしても誤差が発生する。

え?いいじゃん。誤差でしょ。と思うかもしれない。

いいわけねぇだろうが!!!
だからデブなんだよ!!!!

考えてみて欲しい。
もし1日の消費カロリーが理論値よりも20kcal少なかった場合、どの程度1年で影響するのだろうか?
1年で消費できないカロリーは
1日20kcal * 365日 = 7300kcal
となる.この7300kcalが一体どれくらいの脂肪量になるかというと,
脂肪1gは7kcal(http://www.web-doctors.jp/c_term/20010911.html)として、
7300kcal / 7kcal = 1042g ≒ 1kg
はい。。1年で1kg太りました。

さらに、やっかいなのは基礎代謝は体調や体温、さらに健康状態に応じて日々変化するし、エネルギー摂取量によって人間の体はカロリーを消費しないような体質に変化しようとする。

少しの誤差が脂肪の増減に大きく関わるというのに、
正確な消費カロリーはどうやってもわからないのである。

次に摂取カロリーについても話しておきたい。
摂取カロリー算出方法はご存知だと思う。
3大栄養素をそれぞれカロリー換算した値を足し合わせればいいのだ。

摂取カロリー=炭水化物(g)×4kcal+タンパク質(g)×4kcal+脂質(g)×9kcal

家庭科で習ったよね?でもこの式を鵜呑みにしてはいけないと感じている.
これは本当の摂取カロリーではないと思うからだ。
食物の各栄養素は,保存状態や生産方法によって水分量や栄養素はぶれるし、摂取した栄養素が100%吸収されるかどうかは個人差でしかないのだ。
正確な摂取カロリーもどうやってもわからないのである。

つまり,ダイエットは地道なエネルギー効率化の積み重ねなのだが,正確な消費カロリーも摂取カロリーも結局のところわからない。
どんぶり勘定を我々は強いられているのである。
これは,非常に大きな問題である。


2.減量で何の量が減るかがわからない。

これを読んでピンと勘が働かない方は,運動せずに摂取カロリーを減らすダイエットをおこない,リバウンドを繰り返しているデブではなかろうか?
この不等式がなりたっても、体の”何か”が減るだけで、減ってほしいお腹の脂肪が減るとは限らない。
たとえば、運動しない方は、筋力が落ちてしまって脂肪は減らない。といったことが発生する。さらに悪いことに、筋力が落ちると消費エネルギーが減少し、少ない食事量を続けないと体型を維持できない悪循環に陥る。

狙った場所の脂肪を減らすことは極めて難しい。

さらに、偏った食生活をおこない栄養素が偏ると、肌荒れが生じたり,肌にはりや艶が無くなる事で,不健康な状態になってしまう。
これではダイエットの勝負には勝てな,,
いや
愛するあの人のために美しくなれないのである。

つまり,美しく痩せることは難しく,痩せ方をコントロールできないのである。

3.この不等式は”期間”がフリー。

そして最後に,この不等式、期間がフリーなんです。
つまり,この不等式は1日の式であり,1年の式であり,一生の式でもあります。気付いた方もおられると思いますが、この不等式は

ダイエットを決意した日から一生付いて回ります。

リバウンドというのは3ヶ月の式では不等式は成立したが,
1年の式では結局成立しなかったことを意味するのです。

最後に

この3つの不明点を追い求めるためにこのブログは存在し,著者が,理論・実践・分析を繰り返しながらダイエットに挑戦し健康や美しさを手に入れる物語だったりする。



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